日頃から気になっていました。
帰宅した夫に、今日あった出来事を話しても全然聞いてくれない。
聞こえないふりでは無いんです。
本当に耳に入ってこないようなんです。
夫にとって私の話は、BGMのように流れているだけ。話では無く音。
BGMでも、好きな曲が流れれば歌詞は耳に入ってきますよね?
でも私から流れるBGMは、夫にとって無関心なBGM
息子が片づけをしないままテレビに見入っています。私は息子に
「片づけてからテレビを見なさいね!」
と言います。
テレビに夢中な息子に私の声は届きません。
私は声を荒げてもう一度言います。
「わかったー」とテレビの方を向いたまま答える息子。
私はテレビの前に立って
「何がわかったの!?」と聞くきます。
息子は
「え?なんだっけ?わかんない」
私の話は「わかったー」という言葉と一緒に、右から左に受け流されていきました。
夫からも息子からもスルーされる私。
今は私の語り掛けに笑顔で反応してくれる0歳の次男も、いずれ夫や長男と同じように私の話をスルーする男になってしまうのでしょうか。
私はこの日常に危機感を感じていたのでしょう。
アマゾンの欲しい物リストにこんな本を入れていたことをすっかり忘れていました。
この機会に注文しました。
作者は、クイズ番組の「世界ふしぎ発見!」「なるほど!ザ!ワールド」から「ザ・ワイド」「めざましテレビ」「とくダネ!」「報道2001」などのワイドショーや報道番組などの数多くの脚本を手掛けてきた放送作家の石田章洋さんです。
実はこの方、今の円楽さん、昔の三遊亭楽太郎さんに弟子入りして落語家をしていた過去のある方です。中々興味深い人です。
本の内容も非常み読みやすく分かりやすい構成になっていました。
第一章、スルーされる人とされない人の違いから始まり
第二章では、スルーされないための「つかみ」のルールが8つ
第三章で、つかんで離さないための引き寄せのテクニックが7つ
第四章で、まとめ方のコツ5つ
第五章は、スルーされない使い方が7つ
ということで、早速読み進めながら
第二章のスルーされない「つかみのルール⑦」を息子に使ってみました。
いつもだったら
「まだレゴが転がってるよ!片づけて!」と言っているところを
「長男くん!取り残されてる!」
そう声をかけると、長男が「え?」と振り向きました。
つかみました!
指をさして「独りぼっちでかわいそう」と言うと
いつもだったら私から言われて片づけるのを面倒くさがる息子も
ニコニコしながら、写真に写っているレゴをケースへ片づけました。
成功です。
夫へは、第二章のつかみのルール⑤を使いました。
「長男はサイコかもしれない・・・」
夫は驚いて「なに?どういうこと?」と反応しました。
つかみました!
「折り方が難しい折り紙を私にやってくれと持ってきて、やってみたけどできなくて
『できない』と言ったらブチ切れたんだよ」
今日の出来事を夫に伝えることができました。
このように、読みながらも即実践に取り入れることができる
分かりやすく書かれた本です。
ということで
まだまだ本を片手に読み返しながら実践なので技術はしっかり定着していません。
日々この本に書かれたことを意識しながら取り入れていこうと思っています。
ちなみに、本著書の中で石田氏がくりぃむしちゅーの上田さんの使う「例え」を
第三章の引き寄せテクニック①で取り上げていました。
上田さんがテレビに出たら彼の発言を意識して聞いてみようと思います。
(2017年7月の記事より)